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1. 堂本剛『ORIGINAL COLOR』(2004年6月9日発売)
堂本剛はジャニーズ史上初めて自作の楽曲でソロデビューを果たしたアーティストだ(デビュー曲は『街』)。
霜田氏は堂本剛を「アイドルでもあり、アーティストでもある唯一無二の状況を作り上げた人」「アイドルである前に人間であろうとした人」と分析する。自ら作詞作曲をするだけではなく、アイドルでありながら心の病や葛藤を公言する「弱さ」や「悲しみ」を表現した存在だからだ。
その状況を最もよく表すのが『ORIGINAL COLOR』だという。
「今でこそ、心を病んでしまっていることを一般の人たちも打ちあけるようになりましたが、2004年頃は今とは状況が違いました。ましてや剛さんはアイドル。『ORIGINAL COLOR』には剛さんの悲しみの初期衝動が音楽に溢れています」
「緑が好きだって云って買わされたシャツ」という元恋人を想うような歌詞や「明日を無視して笑えたらな」といった繊細な言葉が並ぶ。この部分が、まさに男心を表現していると感嘆したと話す。
同じく、堂本剛の楽曲では、デビュー曲『街』の「嘘にぶたれる音は好きじゃない」というフレーズに胸を打たれたという。
2. ENDLICHERI☆ENDLICHERI『これだけの日を跨いで来たのだから』(2006年発売アルバム『Coward』に収録)
それでも変化が訪れる。2005年からスタートした堂本剛のソロプロジェクトENDLICHERI☆ENDLICHERIでは悲しみを肯定し始めたような作品が生まれる。
「『これだけの日を跨いで来たのだから』は、過去の辛かった日々を包み込むような歌詞です。悲惨な出来事があったから今がある。そう思える楽曲ですね。
ENDLICHERI☆ENDLICHERIのライブでは大学も行かずにスタッフとして働いていました。スタッフなのでお客さんの方を見ていないといけないのですが、背中の方から聴こえる剛さんのMCには毎日泣かされました」
「剛さんは『これからのアイドルは偶像ではなく、現実を見せるべきだ』とよく語っていて感銘を受けました。アイドルとしてギネス記録を出すなど、しっかり成果も出しつつ、自分のやりたいこともやる。その両輪をやりきるところに、いち社会人として憧れます」
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